2016/04/25
gooラボスタッフです。
このgooラボでもSEMICON Japan2015、Cloud Days TOKYO 2016で登場したテスラですが、すべての自動車がインターネットにつながるIoT時代を先取りしたクルマとして、最先端を行くのが今回ご紹介するテスラモデルSです。
2016年1月についに日本でもアップデートにより導入された「自動運転」機能を体験するため、テスラの東京ショールーム(青山)を取材に訪れました。
青山通りに面したとても目立つテスラの看板
桜の向こうに見えるのが充電中のテスラ
充電器は車体の左後ろにコネクタ接続。この位置は、ガソリン車の給油口と同じなので違和感を感じません。
ショールームでは、モデルSの車体部分が展示されていました。後輪のすぐ近くにモーターが搭載されているのがわかります。
こちらはフロント部分ですが、電気自動車のテスラにはラジエーターも存在しません。4WDモデルの場合は、フロントにも1つモータが加わります。
フロントのボンネットの下は広大なトランクスペースとなっています。フロント全体のフレームで衝撃吸収できる構造となっており、テスラの安全性能にも寄与しているとのことです
肝心のバッテリーはいわゆる座席の下に敷き詰められています。一番の重量物であるバッテリーが低い位置に配置されていることにより、車体の重心が低くなり、実際の同乗試乗の車線変更のときにもハッキリわかるぐらいのキビキビとした動きの違いを感じとることができました
テスラが従来の自動車とまったく異なるのは「クルマがオンラインでアップデートされる」ことです。2016念1月15日から、ついに日本でもアップデートが開始され、初期モデルを除けば2015年以降のモデルSはインターネット経由で「最新のソフトウエア」をダウンロードすれば「オートパイロット」いわゆる自動運転機能が追加されることになりました。昨日まで自分で運転していた自分のクルマが夜の間にアップデートされて、今日の朝には「自動運転できる車」に変わっているということになります。
今回の1月に追加された「自動運転」とは「オートパイロット」「オートレーンチェンジ」「オートパーキング」の3つです。それらを実現するためのソフト以外の部品は、カメラとレーダー、そして超音波センサーの三つのシステムで周囲の状況を把握しているとのことです。これらはソフトウェアアップデートに先立ちクルマに備え付けられていた部品になります。
フロントに備え付けられたカメラ
フロントにあるレーダー
超音波センサー
さて実際の試乗のために乗り込みました。テスラといえば、このタッチパネルの大きさにいつも驚かされます。
自動運転モードに切り替えるには、ハンドル下のレバーを手前に2回引くことでオートパイロットが稼働します。ただし、テスラではドライバーがいつでも自身で運転できる状況にあるよう、ハンドルに手を添えておくことを推奨しています。オートパイロットモードになると、メータパネル内のステアリングマークが青く光り、クルマが周囲の状況を把握し始めます。
今回の同乗試乗では「オートステアリング」を一般道路でも体感することができました。今回は自らハンドル操作した訳ではないのですが、横で見ていても道路のカーブにあわせてステアリングが動くのがわかります。高速道路だけではなく、一般道路でも機能することに正直驚きます。
今回、取材と試乗でお世話になったテスラモーターズ日本のサイトでは、試乗リクエストやイベント情報を掲載したり、メルマガ登録も受け付けているので、ご興味ある方はぜひ異次元の加速と自動運転を体験してみてはいかがでしょうか?