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SEMICON Japan 2015 IoT

2015/12/17

gooラボスタッフです。
2015年12月16日~18日までSEMICON Japan2015が東京ビックサイトにて開催中なのでレポートします
 
SEMICON

TESLA

TESLA

TESLA
まずは注目のTesla Motors。最近、都内で見かけることも多くなったいわゆる電気自動車モデルSが展示されており、乗り込むことができた。最近ではスマホをカーナビ代わりに使っている人も多いと思うが、流石に17インチの巨大なタブレットのようなタッチスクリーンが真ん中に設置されていると驚く。聞くところによると青山のショールームでは試乗を受け付けているということなので、興味のある方は申し込んでみてはいかがだろうか?

primesap

primesap

primesap
次に紹介するのはprimesap。いわゆるモーションキャプチャではあるが、光学式マーカと写真のようにセンサ内蔵の電子式モーションユニットを組み合わせることにより、投球動作やゴルフスィングといった高速動作を可視化することに特化した仕組み。

ALPS
次は電子部品メーカーALPSによるいくつかの参考出品。センサと通信を組み合わることで実現できそうな事例展示。最初の写真はヘルメットの上部にセンサを設置することで温度上昇や衝撃検知など様々な情報をネットワークで管理できるという提案。

ALPS

ALPS
こちらはトイレのドアに設置することで、いわゆるトイレの利用状況を遠隔監視できるというソリューション。

ALPS

ALPS
こちらは例えば鉄道の橋の部分に振動センサーを設置して遠隔モニタリングすることで、通常の振動と異常な振動や劣化による振動などをモニタリングすることで、事故防止につながるのではないか?という可能性の提案。

ALPS

ALPS
こちらはいわゆる温室栽培のためのセンサ。従来でもサーモスタット的な温度管理などはされていると思われるが、これからは通信ネットワークとつながることで、より遠隔管理やビッグデータ解析などを利用して、最適化された農業への進化を感じさせる。

My City Wheel

My City Wheel

My City Wheel

福島のベンチャー企業の自転車My City Wheel。レンタサイクルでの利用を目指しているらしく後輪のホイールに広告を表示できる。車輪を止めてみるとLEDが十字に取り付けられている。軸周りは基盤もありかなりメカメカしい雰囲気だ。しかし防水などは当然しっかりしているとのこと。

イノフィス
福島発ということで走りながら放射線量を測定できるガイガーカウンターを搭載している。これでリアルタイムでの放射線量のデータ測定などにも活用できるとのこと。

イノフィス

イノフィス
さらに東京理科大学発ベンチャーイノフィスによるマッスルスーツ。パワースーツ系で持ち上げる動作の際の腰の負担を軽減させる目的で開発されたという。筒の中に見える黒い部分が人工筋肉でこれまで必要だったコンプレッサなどが不要で、身体の自然な動作を利用することで可動するとのことで、早ければ2016年4月には販売を予定しているとのこと。

ユカイ工学

ユカイ工学
近くのブースではユカイ工学によるコミュニケーション型ロボット「BOCCO」の展示。家族をつなぐことに目的とした癒し系ロボット。ドア開閉センサとセットで既に販売中とのこと。ご購入はこちら(Amazon.co.jp)

熊本高等専門学校

熊本高等専門学校

熊本高等専門学校
最後に高専による出品を2点紹介する熊本高等専門学校によるスケートボード型パーソナルモビリティ。1号機は子ども向けだったものを2号機は大人が乗れるようにパワーアップしたとのこと。パーソナルモビリティは東京モーターショーでも大手自動車メーカーも開発に取り組んでおり、都市型交通として可能性を感じさせる分野である。今回の熊本高専のスケボー型モビリティは、某市販ゲーム機のコントローラーで操作するタイプであり、実際試乗したが、出足も早く、正直怖いほどのスピードが出る。日本の交通法規内での実用化は難しいかもしれないが、学生の挑戦としては、ぜひがんばって欲しい

香川高等専門学校
高専出品のもう1点は、香川高等専門学校による、いわゆる災害救助型ドローン。災害時にドローンは様々な活躍が期待されているが、このドローンは水難救助特化型である。従来のよくあるタイプは溺れている人の上空で浮き輪を投下するタイプが開発されていたが、風にかなり弱く、ドローン自体も風に流されるし、投下した浮き輪も水難救助必要者の近くに落下しないという問題を抱えていたという。そこで風に影響を排除するために考案したのがペットボトル投下型ドローン。四隅に放射上に救助用のロープを備えたペットボトルを発射し、溺れる人の周囲に落下させ、ロープをたぐり寄せることで、ペットボトルが浮き輪としての機能を果たすというもの。ドローン自体も株式会社空撮技研と協力して開発しているとのことで今後に期待したい。

興味を持たれた方はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

SEMICON Japan 2015
会期: 2015年12月16日[水]~18日[金] 3日間共通 10:00–17:00
会場:東京ビッグサイト / 主催:SEMI (Semiconductor Equipment and Materials International)

※SEMICON Japanの会場内は原則として撮影禁止です。当記事掲載については、プレスバッジ発行の上、出展者の許可を得て掲載しております

以上