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「Japan Drone 2016」開催

2016/03/25

gooラボスタッフです。

2016年3月24日より「Japan Drone 2016」が開催されており、最近発表されたDJIの最新機種から無人飛行機まで数多く展示されております

まずは非常に多くの人で賑わっていたやはり人気のDJIブース。最新のPHANTOM 4にはやはり皆さん興味がある様子。

こちらがフライトブースで実演されたPHANTOM 4のフライトデモ

今回のPHANTOM 4には障害物センサーが搭載されており、前方に障害物がある場合は操作に関わらず、自動でストップ

こちらは同じくDJIのモデルですが、大型の農薬散布型ドローン

赤外線カメラ搭載のドローンのデモフライトも行われました。
こちらでは災害時に、生存者発見などの用途を想定されているそうです

次のドローンは「橋梁・トンネル点検用打音検査飛行ロボットシステム」の研究開発。
高いところをカメラで点検するというのはドローンの得意な分野だと思いますが、これはコンクリートを叩いて音で劣化状態を判断するためのドローンです。
ホバリングしながらコンクリートを叩く必要があるため、確かに工夫が必要そうです。
現在は、音の判断は人間が行っているそうですが、将来的にはドローンによる音の判断も研究中とのことです。

続いては韓国のメーカー「DROGEN」が販売予定の手のひらサイズのドローン

実際にフライトしている様子。スマートフォンによるコントロールではなく、ラジコンのコントローラーのようなもので操作します

こちらは同じくDROGENが展示しているスポーツタイプのドローン「LOBIT 300GT」
フレームはカーボン製。最高時速110km

次はワイヤレスネットワーク研究所による災害時無線中継伝送システムのためのドローン。災害時地上系通信システムが遮断された場合、飛行高度300m~900mをこちらの小型無人飛行機を中継させ通信をつなげるための仕組みづくりの提案。すでに国内10箇所以上、180フライト以上の実証実験済。1度あたり2時間以上の連続通信が可能。

SECOMによるブースでは2つの提案

1つは防犯カメラの延長線上とも言えるドローンによる上空からの監視の仕組み
決まったルートを巡回し、標準映像との違いを認識し、侵入車両を検知したり、追尾して撮影するなどのセキュリティ強化のためのドローン

もう一つは、侵入してきたドローンを検知する仕組み。レーダーと映像と音の3つで半径100mを監視エリアとすることができるとのこと。

展示会では日本初となるドローン「操縦士」認定制度を2015年10月からスタートさせた日本UAS産業振興協議会(JUIDA)のブースもあり、ドローンスクールの申し込みや紹介や啓蒙活動も行われております

こちらの飛行機型の2つの機種は、台湾からの出展。放射線検出、大気汚染検出などに適しているモデル、軽い方の期待は手投げ式で折りたたんでリュックで持ち運ぶことも可能

意外なところではNTT東日本によるドローンの活用事例も展示されております。開発当初は通信網が遮断された箇所をケーブルでつなぐことから実証実験を始めたとのことですが、その後、高いところの通信ケーブルの点検など、ドローンを活用し通信会社として何ができるかを研究しているとのこと。
NTT EASTシアターでは「マルチヘリ」の動画を見ることができます

こちらはおもちゃのようではありますが、折りたたみ式ドローン。2016年中には日本でも販売される予定。

最後になりましたが、会場の奥の一番大きなエリアでは、監視型無人飛行機 プレデターが展示されております。流石に本物ではなく展示用のモックアップとのことですが、大きさは実物大。

ご興味のある方は2016年3月26日土曜日まで開催中です。
土曜日には、「ドローンレース in Japan Drone 2016」も展示ホール5 フライトショーケースエリアにて13:15~から開催される予定です

Japan Drone 2016
会期: 2016年3月24日[木]~26日[土]
会場:幕張メッセ / 主催:日本UAS産業振興協議会

以上