2015/07/01
gooラボスタッフです。
本日(2015年7月1日)より先端コンテンツ技術展が東京ビックサイトにて開催中なのでレポートします
EPSONのMOVERIO
コンテンツ関連のイベントではかなり毎回力の入ったデモを展開されておりますが、今回も多くの来場者を惹きつけるコンテンツを用意しブースには長蛇の列となっておりました。MOVERIOの魅力はいわゆるIoT的なデバイスというよりも、モニター機能に特化し、様々なデバイスを接続可能とすることで大画面を楽しむという魅力が増してきているように思います。
注目を集めていたのはウェアラブルモーションキャプチャのXsens MVN。17個のワイヤレスセンサーを内蔵したスーツを来て動けば、そのままモーションキャプチャできるという新しいウェアラブルなスーツ。屋外でも室内でも好きな場所でモーションキャプチャできるという提案となってました。
会場で人気だったのはリアルタイム3DCGコントロールシステム『R3』。ラジコン感覚で3Dモデルを動かせるという仕組みになっており右手でダンスパターン、左手でモデルの表情がコントロールでき、音楽に合わせてDJのように3Dモデルを動かすことができました。リズム系のゲーム要素も高く、カッコよく、もしくはかわいく踊らせることができるようにハマり込みそうです。
ちょっと目に止まったのがTobii proグラス2 アイトラッカー。アイトラッキングの仕組みはインターネット黎明期から存在しますが、最新のアイトラッキング向けグラスは、かなりコンパクトなグラス完結型となり、PC画面、TV画面はもちろんスマホ画面なども含めて、どこを見た上でタップやフリックなどのアクションを起こしているかもリアルタイムで測定できるようになっているようです。
異彩を放っていたのが東京電機大学の音響樽。市販のオーディオでは5.1ch、7.1ch、9.1ch・・・とスピーカーを増やして、サラウンド感を達成していますが、このシステムでは96個のスピーカーを駆動することで、音の三次元化を達成し、没入感を得ることに成功してます。樽の中に入ってデモ音源を聞いてみると、囲まれ感というよりもその場に居るという感覚になります。
こちらはOculus Riftを活用した3D Incorporated社の介護訓練VRシステム。
VR空間内で被介護者モデルに触れることができる介護訓練シミュレーターで豊橋技術科学大学様と共同研究開発中(参考出品)のシステム。Oculus Rift に表示されたVR空間に、Kinectセンサを使って入り込み、ベッド上の被介護者を起こしたり持ち上げたりすることができます。
こちらもOculus Riftを活用したGODSPEED VR
高速走行が体験できる体感型のシミュレーターです。次世代型ヘッドマウントディスプレイ OculusRiftを搭載したヘルメットを被り1,000CCの実車にまたがり、視覚体験のみならず、2台の扇風機で風を感じたり、音響、震動等をも再現しています。かなり実車に近い操作感で疾走を実現しています。
会場では同時にコンテンツマーケティングEXPOも行われており、かなり賑わっておりました。7/3金曜日まで開催中です。
第一回先端コンテンツ技術展
会期: 2015年7月1日[水]~3日[金] 10:00~18:00(最終日は17:00終了)
会場:東京ビッグサイト / 主催:リード エグジビション ジャパン株式会社